ガラスビード作り


ガラスビード作りの様子。ちょうど終了するところです。
珪酸塩鉱物などからなる岩石の粉末を四ホウ酸リチウムを混ぜ合わせて1000℃以上に加熱するアルカリ融解です。
できあがったビードガラスは、XRFやICPMSによる全岩化学組成分析に使います。
真ん中の白金るつぼに混合粉を入れ、超強力IHヒーターのような機械で加熱します。
アルカリ融解、粉を混ぜて加熱するだけなのですが、温度や時間の設定の調節が難しいです。
炭酸塩鉱物燐酸塩鉱物はすぐ溶けるのですが、珪酸塩鉱物、特に石英などの酸性度の高い鉱物は高温で時間をかけないと中々溶けてくれません。
一方で、溶けやすい炭酸塩鉱物燐酸塩鉱物は高温に長時間晒すと、四ホウ酸リチウムが揮発してしまい秤量がうまく行かなくなってしまいます。
本番の実験は温度・時間の調節をもう少し詰めてからになりそうですね。

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