石を砕く音以外に彩りを…Amazonの恵み


東大駒場の地上ではまだ10代新入生たちがキャッキャしてます。より具体的に言うと、2,3人のほとんどJKと見分けがつかない感じの女子学生を中心としてその周りに7,8人の大学デビュー感のある茶髪男子学生が降着円盤を成してるような状況でさながらTタウリ星です。

一方その頃、大学院生もすでに博士3年になってしまった私は相も変わらず東大駒場の地下にて、石を砕いて粉末を作る研究生活の日々です。
これまでのようにジルコン分析ではなくて、全岩の微量元素組成とかを測ってます。

石を砕くのって、ビミョーな待ち時間が大量に発生するんですよね。数分程度の。
論文を印刷して読むにしても、パソコン持ち込んで原稿やら申請書やらを書くにもビミョーな時間で、結局集中できずにあんまり進まない。
そういうわけで、中々取れない一般書の読書に時間をあてたりしてます。
せっかく頂いたキンドルFireタブレットもあることですしね。もうAmazonに生活を支配されつつありますよほんとうに。
ここのところ読んでたのはこの本↓
フェリックス/マーティン著の『21世紀の貨幣論』。貨幣経済学でドクターを取った人の著書。
端的に言って、めちゃくちゃ楽しかった。
やっぱり海外のちゃんとした博士号持ちの書く文系の本は読んでて学びが深いですね。
「物々交換の不便さから、マネーという最強の発明が生まれたという定説はウソ!?」という帯の文句ですが、 そこいらに転がっている煽り文句ばかりの経済本とは違って、歴史的経緯と問題提起、そして取りうる選択肢の提示など、読んでてすっと入ってくる内容。
皆様にも是非オススメです。
ずっと単調な石砕きの作業をしてるとトントンカツカツ以外の音も欲しくなります。
それもAmazonの世話になっております。Amazon Music Unlimitedはオススメ。


Kindle Unlimitedは正直言ってビミョーなハウツー本ばっかりで、見るべきものと行ったら美女図鑑くらいしかないダメサービスですが、このMusicの方は結構良いですよ。
何とも言えないけど、作業用BGM的にはかなり良い選曲なきがしています。オススメです。

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