LOIで磁性るつぼが爆発した件


新品で買った磁性るつぼ、学振の科研費で買った磁性るつぼ、
とっても大事にしてたのに、LOIで爆発してフタ死んだ
どーしよーーーー
  
  
LOIが終わって取り出した時… あれ???
  
  
うわああああああああ…取手の部分が吹き飛んでる!!
これで1サンプルがボツになることが確定してしまった…
新品でこんな事になってしまうとは…
  
  
中を見ると、フタの内側の一部が吹き飛んで、下にボトッと落下しているのがわかる。
  
  
マッフル炉内には取手のカケラが少し散乱していました。
幸い、サンプルはほとんど飛散していないし、他のサンプルはフタがしっかり閉まっていたので、上を除電ブラシで掃き掃除してLOI測定は継続しました。
  
  
磁性るつぼのフタの取手は後から取り付けて製作されているらしく、その工程で中に気泡が入ってしまうことがあるのでしょうか。
その気泡がLOI時に加熱されて爆発してしまったのだと考えています。
どのくらいの割合でこういう不良品が入っているのかわかりませんが、念の為に新品の磁性るつぼを買ったら空焼きをしたほうがいいのかもしれません。
磁性るつぼの空焼きは、吸湿による重量変化の面ではほぼ不要であると結論していた(2018年1月のブログ記事参照)のですが、まさかこんなトラップがあったとは!

コメント