鉱物コレクターには有名な岩手県の放射状の頑火輝石。
その正体は蛇紋岩が変成作用によって脱水して生じた頑火輝石でした。
かなり頑火輝石の端成分に近いMgに富んだ組成だそうです。
頑火輝石 Enstatite (planetscope 岩石鉱物詳解図鑑へのリンク)
その正体は蛇紋岩が変成作用によって脱水して生じた頑火輝石でした。
かなり頑火輝石の端成分に近いMgに富んだ組成だそうです。
腰痛を我慢して大きめ標本を持って行くので買っとくれん!#名古屋ミネラルショー
— A-Zearth日本の鉱物 (@A_Zearth) August 12, 2019
頑火輝石 Enstatite 岩手県
銘柄的産地のもの。昭和40年代この手の石ブームの際「菊寿石」と称され商業採掘されていました。
菊の花に見立てて、さらに黄金色だってんで縁起が良いとか何とか。 pic.twitter.com/BU9MsHlFxR
でも頑火輝石ってもっと暗緑色じゃない?と思ったんで、一応X線粉末回折にかけてもらいました。
— A-Zearth日本の鉱物 (@A_Zearth) August 12, 2019
そしたら中身は頑火輝石+蛇紋石という結果でした。個体によっては滑石の混じっているものも。
母岩も資料では蛇紋岩となっていますが、クロム鉄鉱を相当の量含んでいました。どうりで重いはずだ~ pic.twitter.com/faCSs4FS7T
この石、すごく綺麗ですよね。蛇紋石だったものが、脱水してできた頑火輝石(放射状の部分)なので、Mg-Fe比でいうと、おそらくかなりMgの濃度が高く頑火輝石成分の端成分に近いと思うので、まさに”頑火”輝石。 必ず手元におきたい一品ですが、まだ、手に入れてないんです!欲しいですよね。
— Tomo_Morishita_MantleLab (@deep_sample) August 12, 2019
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