https://www.dailyshincho.jp/article/2019/08160800/?all=1
フェイクや深刻な盗掘などのあふれる化石業界は知らないけど、鉱物・岩石は売買によって貴重な標本がコレクター間で代々受け継がれる伝統が出来ているので、一緒にはしないでほしい。
— てるてる (@IWKRterter) August 16, 2019
「化石フェア」「フリマアプリ」で売買してはいけない絶対的理由 恐竜学者・小林快次 https://t.co/X22O63JI3p
最高級品が博物館に少数あれば十分という事は決してありえません。収容可能な標本数の数万倍が一般のコレクターにより所蔵されており、それらがゴミとして処分されず未来へ引き継がれるようにするため、金銭的市場価値を与えることが不可欠です。盗掘や贋作と売買は切り分けて考えなければなりません。
— てるてる (@IWKRterter) August 16, 2019
今晩は。
— 高橋秀介 (@richoutan) August 16, 2019
何にでも目に余る行き過ぎた行いをする者はいるわけで、それに対しては皆さん個別に程度に応じた対応をなさっておられます。
一部の逸脱行為を理由に市場全体を否定するのは正しい行いとは思えません。
盗掘と闇市場と一般向け市場を一緒にした雑な理屈だ。
— 高橋秀介 (@richoutan) August 16, 2019
盗掘や贋作が後を絶たないのは美術市場も一緒。
美術市場もやめますかw
https://t.co/Bii2SV5B9w
酷い事をしてお縄になる者もいれば、新しい発見に繋がって表彰される人もいる。
— 高橋秀介 (@richoutan) August 16, 2019
これは鉱物岩石に限った話ではないよね。
コレクターは欲の権化だ。これは禁止しても止まらない。むしろ勢いを増してしまう。理性が効くのは落ち着いてから。自分のコレクションの存在意義を第三者の目で判断できるようになってからなのだが、これがなかなか。
— 山猫だぶ㌠ (@fluor_doublet) August 17, 2019
もうひとつは「学問は清貧であれ」という古い謎の言葉だ。身ぎれいにするという意味合いでは価値があるかもしれない。しかし、石はすべて学術的なモノサシで見るべきものじゃないしね。金がからむからこそ大事にされるってのはよくある話。寄贈標本が「タダだから」という理由でどんな扱いを受けるか。
— 山猫だぶ㌠ (@fluor_doublet) August 17, 2019
これねえ、何が最も深刻かというと、アカデミックな地球科学の場で教育を受けているだけだと、化石にせよ何せよ、アカデミックな場から排除されていった博物学的なまなざしのありようを〈知らず〉に来てしまうことじゃないかと思います。https://t.co/7QKIerQeOS
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
古生物学が、学として自律する過程で、ヴンダーカンマー的な好奇心、コレクターシップを手放していったということなんですが、ではそれをただただ排除し悪しきものとして退けていったところで、誰にとっても事態は悪くなるだけでしょう。
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
古生物学は古生物学で、せっかく潜在的な出資者がいるのにそことの接続を切り捨てることになるし、他方、コレクターなり投機的に恐竜化石を購入するひとは、より「裏」に回るだけでしょう。
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
理系文系問わず、職業科学者にときにみられる、「学」には誰であっても無条件に尊重すべき(するはず)というのは、理想としては結構ですが、現実とは乖離しています。また個々の科学者のうちの欲望もまた、純粋に「学」的なものだけではなく、雑多なものがあるはずです。そこを否認してはならない。
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
私は地球科学科卒で現職が芸術学部の教員という世にも珍しい人種なので、このくらいは言ってもいいと思う。
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
そういうときに参照できる本がない…という動機からも書かれています。全地球科学系学芸員必携(と、著者みずから言っている)、読もう! 『鉱物コレクション入門』!https://t.co/LOh8bCn1Vmhttps://t.co/AAu6r65Zuc
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
伊藤さんから補足ツイがあったので、以下に追加しておきます。
ちょっと補足しておくと、科学史的な知識としては博物学的なまなざし(ここで「まなざし」という語を用いるのは、そこに「欲望」という含意があるからです)の存在は〈知って〉いるという反論があると思う。そうではなく、その現代的な「ありよう」について言っています。https://t.co/bTQv6hkcOh
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
〈学〉の中にいると、そうしたまなざしの存在を、自明なものとして「過去のもの」としてしまうんですが、それは単に〈学〉〈研究〉的な欲望を中心的なものとして、ほかを周縁化してしまっただけのことなんですね。それについて自覚的であらねばならない。
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
古生物に比べて鉱物は学者とアマチュアが仲が良いとは何度か言われたことがあります。
— 高橋秀介 (@richoutan) August 17, 2019
なんででしょうね?と聞いたら大m先生が一言「割れるからだろ」それかw
日本古生物学会の公式アカウントさん、考古学者のatsushi_noguchiさん、さらにその他の方々、からのツイートを。
日本の古生物学では標本情報のデータベース化が進み,各機関の情報の統合化が図られています.「日本古生物標本横断データベース」(https://t.co/tYowq9TpHH)は,現在43機関のデータベースが統合され,横断的検索が可能.
— 日本古生物学会(公式) (@FossilJapan) August 17, 2019
登録票本数は現時点で39万点!標本情報に写真や文献も紐付けられています!
(おそらく)古生物学は地球科学分野の中で,標本の公共化(学術標本の博物館への収蔵)やデータベース化が一番進んでいるかと.「標本」を未来に残し,その所在を明確化することが,研究成果の検証を可能にします.
— 日本古生物学会(公式) (@FossilJapan) August 17, 2019
標本管理は地道な作業.管理者の方々の献身的な姿勢には本当に頭が下がります.
古美術品・文化財では「市場価値による選別」が盗掘・違法採集・流通の過程で生じコレクションの価値を著しく減じるので「貴重な標本」の継承には害のほうが遥かに大きい。
— atsushi_noguchi🌤️ (@fujimicho) August 17, 2019
標本の意味や扱いの異なる分野について一緒にはしないでほしいのはよく分かる。 https://t.co/iMOdX0bZ6x
もともと「標本」の商売と切っても切り離せない学問で、それは今も(たぶん今後もずっと)そうで、実存標本ベースで研究するほかないのも結局はずっとそうで、一方で今のご時世個人蔵のものがまともに研究できるかといえばそうではないし、
— らえらぷす/ジュラルC (@GET_AWAY_TRIKE) August 17, 2019
篤志家がいたとして、ありがたく寄付していただいたそれは果たして研究に堪える「標本」なのかという問題があって、恐竜博2019に来ているスピノサウルスの頭骨はまさしくそれ
— らえらぷす/ジュラルC (@GET_AWAY_TRIKE) August 17, 2019
「商業標本」で現代的な研究に堪えられそうなケースはたぶん「発掘委託」が関の山であろう
— らえらぷす/ジュラルC (@GET_AWAY_TRIKE) August 17, 2019
デイノケイルスの成体の頭と足はたまたま返還までもってこれたけど、手は返ってこなかったし、韓国隊が最初に出した亜成体の頭と腕は見つからずじまいだった
— らえらぷす/ジュラルC (@GET_AWAY_TRIKE) August 17, 2019
化石からしばらく離れていたから言われてやっと思い出したけど、化石の場合はたとえ産地がピンポイントで特定されていたとしても、その産地が露頭のどの位置から出たか、どのような形で入っていたかも重要なファクター。
— トリ (@triactis26) August 17, 2019
なので、もし商業標本で研究に耐えうるようなものがあるとしたら標本と一緒に見つかった露頭の位置、露頭のスケッチ(写真)、産状のスケッチ(写真)、露頭自体の記載とセットで売られてないといけないことになる。
— トリ (@triactis26) August 17, 2019
だから商業標本は学術的に使えないって話につながるのか。
市場全体をなくせ、だとミュージアムショップで売られているような、ちいさな鮫の歯やアンモナイトなども根こそぎなくせ、になるね。そこまで極端な主張ではない、ということだろうけど、では線引きは? となる。 https://t.co/vjdKYy2TWB
— 伊藤 剛(アイコン試行中) (@GoITO) August 17, 2019
鉱物の標本がなにかしらの美しい文化の上に成り立っているとして、だとしても化石はそうではない
— らえらぷす/ジュラルC (@GET_AWAY_TRIKE) August 17, 2019
古生物学の研究が好事家への標本供給市場を起源としているのと同様に、鉱物学の研究は地下資源開発と地続きではある。ここもまたダークでフェイカーの多い分野。本物の「山師」がいるのもこの分野。
— 山猫だぶ㌠ (@fluor_doublet) August 17, 2019
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