【気になる石】ヘンな領家変成岩中のキレイな柘榴石

 
 
領家帯といえば西南日本の白亜紀の花崗岩類ですが、その周囲には高温型の変成岩である"領家変成岩"があります。主に片麻岩です。

変成岩研究の花形である三波川変成岩は結晶片岩エクロジャイト、あるいは蛇紋岩などの超苦鉄質岩といったイメージが固まっているのですが、領家変成岩というとそれよりかはイメージに欠けてしまいますね。

そんな中、鉱物標本を取り扱っているミネラルショーなどでもおなじみのA-Z Earthさん(アザースさん)が鉄礬柘榴石の見事な結晶を含んだとてもおもしろい石をツイートしていたので、ブログに記録しておきたいです。




 


領家変成岩と思われてきた石の中には、近年のジルコン年代測定などによって肥後帯などの古い石であったことが明らかになったものもあります。

この石がどうかはわかりませんが、なんか奇妙な雰囲気があるし、なによりとてもかわいい柘榴石の結晶なので、いずれ手に入れて調べてみたくなっちゃいますね。

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