パンペリー石グループの鉱物は一般にCa2XZ2[Si2O6(OH)][SiO4](OH)2Aと表されますが、ポッピ石はX, Zの両方のサイトがヴァナジウムからなる鉱物です。
主に変成マンガン鉱床から産出する鉱物です。
【写真で見る埼玉県産鉱物(5) ポッピ石】
— 埼玉県立自然の博物館 (@saitama_shizen) April 27, 2020
ポッピ石はバナジウムを含むパンペリー石で、濃緑~若草色の柱状結晶をしています。国内では小松鉱山のみの産出です。産出量が非常に少ないため、標本も数点しか存在しない、希少な鉱物です。 #おうちミュージアム pic.twitter.com/wDVAqdxdSG
鹿児島県大島郡 大和村 大和鉱山 ポッピ石#バナジングリーン pic.twitter.com/b6jTCIA2wW
— 高橋秀介 (@richoutan) January 4, 2018
【今日のマンガン】
— りならいと (@9NBdJJ413K11k2g) October 23, 2018
ポッピ石 Poppiite
Gambatesa mine,Genova, Italy
Ca2(V3+,Fe3+,Mg)(V3+,Al)2(Si2O7)(SiO4)(OH,O)2 · H2O Solosicate Mon
バナジウムを含むパンペリー石。緑色繊維状が本鉱。母岩はGanophyllite
小さい⁉️いえいえ希少なんです😅#今日のマンガン#今日のバナジウム pic.twitter.com/6E1KYpVx4y
記載は小松の物の様です、、https://t.co/S02xxLrafH
— ちむら (@chimura_) April 28, 2020
マイナーな鉱物の新種の記載は、地球科学研究者の業績としてはあまり重視されない割に、しっかりとしたデータを出してIMAの審査をクリアしないといけないのでしんどいものです。「どうやら新種かも」となっても小さな粒子しか得られていない鉱物では途中で頓挫してしまったものもしばしばあります。
Vリッチのパンペリー石は、80年代末に四国で出てたんだけど論文化されず幻に終わってたんですよね(典拠なし。というか明かせません)。それが記載されていれば、日本産新鉱物になったはずです。
— 伊藤 剛 (@GoITO) April 28, 2020
国内初の日本産ポッピ石の記載は大和鉱山ですね。埼玉県自然博も筆の誤りでしょう。
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