「役に立たない研究して何が悪い、研究はそれ自体に意味があるんだ」は大変筋が悪く、公金投入をまったく正当化できない。
— ハノイのおしゃぶり (@annamdohophu) May 18, 2020
公金投入を正当化するのは、なんらかの外部経済性の存在と、それ自体の収益性の低さ。
研究が即座に金になる研究は民間がやればいいわけで、公金使ってやることではない。
いわゆる「役に立たない研究」の筆頭たる基礎科学研究や人文社会学研究は、前者は1世紀先くらいの技術の基盤となる研究であり、後者はそもそもの人間の価値観や世界理解に関わる研究で未来の社会建設の基盤となる。いずれも、予想のつかない、いつ有用になるかわからない外部経済性がある。
— ハノイのおしゃぶり (@annamdohophu) May 18, 2020
つまり、「役に立たない研究」ではなく、いつか役に立つかもしれないし立たないかもしれないが今はわからない研究ということ。
— ハノイのおしゃぶり (@annamdohophu) May 18, 2020
採算性はほぼないけれど、社会の根幹に関わる外部経済性をもつこうした研究こそ、公金を使う必要がある。
だから、こうした研究をする諸氏は、「役に立たなくて何が悪い」などと開き直り、「役に立たない」ことの正当化の論理を構築するなどして怒りを買うなどせず、
— ハノイのおしゃぶり (@annamdohophu) May 18, 2020
素直に遥か未来の自分の研究が役に立つ社会を語ってほしい。
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