「かいめい」でマリアナ島弧の蛇紋岩海山調査に行ってきます

 
2月28日から3月29日まで、JAMSTECの調査船「かいめい」でマリアナ島弧の蛇紋岩海山調査に行ってきます。
 
 
海底広域研究船「かいめい」 https://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/kaimei.html
 
 
前回の航海では「よこすか」に乗り、有人潜水調査船「しんかい6500」の採集したサンプルを分析する調査でした。
 
今回の航海では、無人潜水機ROVと海底設置型掘削装置Boring Machine Sysytem(BMS)による調査がメインになります。
 
 
 
 
 
 
BMSで蛇紋岩化反応が現在進行している直上の海底泥火山を掘削し、その中の泥や間隙水の微生物学、化学、鉱物学など調査する予定です。
小笠原島弧からマリアナ島弧にかけてはたくさんの蛇紋岩海山があり、その中でもAsùt Tesoru (アステソル)とSouth Chamoro(南チャモロ)という場所に行く予定です。
 
さらに帰り道には途中にある北西永福海山や大黒海山に寄って、熱水噴出孔に見られる液体CO2の調査もする予定です。
 
普通の陸上火山なら火山ガスとして放出される二酸化炭素ですが、深海では高圧環境によって液体二酸化炭素として存在し、その詳細に注目が集まっています。
 
 
 
調査地までJAMSTEC横須賀本部の岸壁から片道4日ほどかけて船で往復します。いくら調査の船上準備があるとはいえ、だいぶヒマかもしれません。
 
また、船上では一応ネットは1日5時間まで使えるらしいのですが、接続は不安定かつ容量制限も厳しいので、基本的に音信不通と思っておいてください🙏
 
どうしても重要な用事のある方はEメールでお願いします。自動返信で船上専用アドレス(300KB制限のメール!)が送られますので、そちらにテキストメッセージをお願いします!
 
 

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